日本エッセイスト・クラブ賞に池谷薫監督の「人間を撮る ドキュメンタリーがうまれる瞬間」が選ばれていました
以前、エントリーに書かせて頂いた、池谷薫監督の著書「人間を撮る ドキュメンタリーがうまれる瞬間」が日本エッセイスト・クラブ賞を受賞されていた。(6月10日発表)
贈呈式は、7月8日午後3時、東京・内幸町の日本記者クラブとのこと。
おめでとうございます!
以前、エントリーに書かせて頂いた、池谷薫監督の著書「人間を撮る ドキュメンタリーがうまれる瞬間」が日本エッセイスト・クラブ賞を受賞されていた。(6月10日発表)
贈呈式は、7月8日午後3時、東京・内幸町の日本記者クラブとのこと。
おめでとうございます!
テレビの青春時代を駆け抜けたディレクターがドキュメンタリー制作手法について解説したもの。
現場で先輩から教わるようなテクニックが紹介されており、ドキュメンタリー制作を志す人には必読の書だと思う。
横田 安正
1938年福島県生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒。1962年フジテレビ入社。ドラマ『三匹の侍』『若者たち』『眠狂四郎』などのADを務める。主に 五社英雄監督に師事。1968年時代劇『眠狂四郎』で監督デビュー、その後『女系家族』『死の接吻』などを監督。1971年報道局ドキュメンタリー班に転 任、一〇〇本をこえるドキュメンタリーを演出。1984年ドラマ班に復帰、『オレゴンから愛』を監督。ドキュメンタリーの演出も続行した。1996、 1997年、NHK教育番組国際コンクールの日本代表ジャッジを務めた。受賞歴、1976年ABU(アジア放送連合)特別奨励賞ドキュメンタリー 『BANZAI WITHOUT ARMS小野田少尉の帰還』。1977年富士フィルム特別賞ドキュメンタリー『琵琶法師 阿武隈に吠える』。1980年日本テレビ愛好家協会賞ドキュメンタリー『飛べ!愛しの大五郎』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの です)
本書の要諦は、著者が苦心の末に編み出した「リアリティ構成法」という制作手法についての解説である。
「リアリティ構成法」とは、
1)取材者が主観的に感じた、取材対象者の本質を撮影する
2)撮影した映像の力・重さに従って構成を立てる
3)話の筋、ストーリーに依存しない
4)「仕掛け」は駆使する
というもの。
「リアリティ構成法」自体は、そのような呼び方をするか否かはさておき、現在の日本のドキュメンタリー番組の多くがこの方法で作られている。(どこまで突き詰められているかは別にしてだが…)
また、著者は、BBC方式(ストーリーに沿った編集、インタビューメイン)で作られた作品と比較し「リアリティ構成法」の有効性を描いているが、この論理展開にも時代を感じてしまう。
しかし、あまり文字にされることがないドキュメンタリー番組制作の勘どころや経験則が論理化されており、なるほど、と唸らせられる。
また、制作時のエピソードが全部で59も紹介されており、この中で横田氏の手法や考えが詳細にかつ具体的に描かれている。
テレビ制作の現場は、「徒弟制」で、誰の下に付くかでその人の方向性が決まる部分が多いと言われていた。
昨今のテレビ番組の製作現場ではそのような、「徒弟制」は絶滅しつつあるというから、先輩からみっちり指導されることもなくなった最近のADくんは読んでおいて損がないと思う。
しかし非常に残念なことに、ここで紹介されている番組を見る手段がない。
したがって、著者が展開する理論がどこまで有効なのかを検証することができない。
なんとか、ここで紹介されている作品を見たい。
見たい作品リスト
・飛べ!愛しの大五郎
・琵琶法師 阿武隈に吼える
・BANZAI WITHOUT ARMS 小野田少尉の帰還
・若き闘牛士ソロ
・「老人駆け込み寺」のクライマックス
・「タイの麻薬2時間スペシャル」の黙示録
・「タイの農村で孤児院を経営する日本人」帰省のシーン
・「ニューヨークの星ビンボウ」
・「幻の名ソプラノANさん」の「黄金カット」
・フラメンコダンサー「長嶺ヤス子」さんのシリーズ
仏教生誕の地、インドで仏教復興を行っている日本人がいるとは。
しかも、最高指導者だという。
佐々井秀嶺さん
2004年にそんな佐々井さんが初めてテレビ取材に応じ、NONFIXで「男一代菩薩道」として放送された。
その時に取材で感じたことを番組ディレクターの小林氏が書籍にしたものが本書である。
404Blog Not Foundで知り、一気で読んでしまった。
佐々井さんはとてつもない人だ。
ただ、自分がこの本を一気に読んでしまったのは、ここに描かれた佐々井さんに対する興味というよりも、同じ世代でよく似た境遇のテレビディレクター小林さんに共感するところが多かったからだと思われる。
佐々井秀嶺という巨大な「ネタ」に偶然ぶち当たった時に、テレビディレクターはどうすべきなのか、そして、取材後をどう生きればいいのか?
そんな問いかけに思えてしまうのだ。
そこで自分が思うのは、「男一代菩薩道」はテレビ番組にすべきだったのか?ということだ。
番組制作会社に勤めている以上、業務にするにはテレビしかない。
テレビにするなら、深夜の2時や3時というほとんど見られない枠しか残っていない。
そしてテレビとして放送されてしまうと、その後制作者は作品を自由に活用することができない。
個人的には、「男一代菩薩道」という書籍に出会えたのと同じ様に、「男一代菩薩道」という番組に出会いたかった。
もちろんYouTubeにも不法アップロードはされていなかった…
テレビの枠で無理なのは知っているが、1読者としては書籍の隣にDVDを並べて欲しい!面白い物は放送で終わらせてはいけない。
読後の感想は「一本筋が通っているって、素敵だ」。
経営理念「作る人を増やす」に基づいたその活動はとても清々しい。
話題の企業なので、アマゾンにも多くのレビューが掲載されています。
ですので、書評はさておき、行動あるのみ。
まだ読んでいない人は、ぜひ一読下さい。
「何故あの会社はTV型サイトにするのか?」 という本を速読した。
PRのために出された本のようなので、内容を求めるのは酷かもしれない。
著者はPR会社のCEO。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西江 肇司
株式会社ベクトル代表取締役(CEO)。1968年、岡山県出身。関西学院大学社会学部卒。大学在学中からビジネスをはじめ、1998年にTVタイアップなどの事業を開始。ITポータル企業とのPRコンサルティング契約を皮切りに、2000年よりPR事業を中心とした体制に本格的に移行。様々な企業のPR戦略のコンサルティング、PRの手法開発をてがけながら売り上げを大きく拡大し、独立系PR会社として業界3位の地位にのぼりつめる。2005年にクチコミを専門に扱う株式会社WOMCOM、IT広報事業を運営する株式会社PR TIMESを設立。PR業務を基盤としながら、ウェブTV事業をはじめとした次世代型のPRサービスの開発を進める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)Amzon.co.jpより
本書の内容はというと…
出版社/著者からの内容紹介
テレビ型ホームページで売上UPをねらえ!
新進PR会社の社長が教える、最新プロモーションの方法。
企業がテレビ局になると......
1 自分たちが伝えたい情報をいつでも瞬時に発信
2 オンデマンドでテキストの100倍の情報量を入手
3 広告費用をかけずに顧客をひきつけるプロモーション
4 自社商品の売上げが大幅アップ
5 採用希望者が倍増Amzon.co.jpより
本書で盛んに言われる、動画の優位性について
ウェブサイトで公開される動画、本書で言うところの「ウェブTV」も、テキストや音楽やウェブサイトと同様に表現手法であるため、他の手法との優位点劣位点が存在する。
今のところ検索に引っかからず、作品の時間に沿って見なければならない動画の優位点とは、私は「情報量が100倍」ではなく「実証性」にあると考える。
例えば、鉄球を落としても壊れないノートPCの強度は、写真より、動画で表現する方が分かりやすい。
動画を制作する時は、そのネタに「実証性」が必要かどうかを考えるべきである。
実証性が必要とされないものは、ウェブにおいては写真やテキストで表現することを私はオススメする。その方がはるかにコントロールしやすいからだ。
では、実験映像しか動画にすべきでないのかというと、そんなわけではない。
例えば、企業PRにおいて、社長がどれほど社員を大切にしているかを表すのに、インタビュー記事と写真で表現するより、普段何気なく接しているところを撮影し、ドキュメンタリーとして構成した方が分かりやすいだろう。もし、それが口先だけのものであった場合、社員に接している態度で、視聴者のうちの何人かは感づいてしまうからだ。
これも動画の「実証性」の一面である。
「実証性」がある映像には強いインパクトがある。故に動画という表現手法を選ぶのだ。
何でもかんでも動画にすれば効果が上がるというものではない。
だが、注意点もある。
「実証」イコール「事実」ではないのだ。
事実の一部を実証する、あるいは実証しているように見せる、という技術が存在する。
実はこの技術がPRと親和性が高い。
そこに可能性も破壊力もある。
このことを意識しているか否かで、動画のもたらす効果は大きく異なる。
「有名なテレビ番組をちょいパクレ」という目線だけでは、その程度のものしかできない。
…と、悪口ばっかり書いていて気分が滅入ってきたので、ここまでにする。
おやすみなさい。
appleについて、とてもわかりやすい本です。
iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス (アスキー新書 048)
appleの製品を使い始めて15年になるが、いいかげんなユーザーなので、
「あれ、そうだったの!」ということが多かった。
「歴代macの画像があればなお分かりやすいのでは?」とは妻の談。
私にとっては、後半の失敗した(そして、そこから復活した)ケースの紹介が面白かった。
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